-----施設案内-----

・真言宗智山派三千ヵ寺の総本山

・拝観時間AM9:00〜PM4:00(拝観料一般500円)





 智積院は真言宗智山派の総本山寺院で、全国に3000余りの末寺があります。もともとは紀州根来山(ねごろやま)の山内寺院でした。しかし、豊臣秀吉に攻め入られてしまい、玄宥(げんゆう)僧正は難を逃れるため京都にやって来ることになります。その後、玄宥僧正は徳川家康の帰依を受け、この地の祥雲寺を賜わり、智積院の名を継いだのです。このように、智積院は複雑な歴史を経て、今日の姿を残しています。

-----見所-----


・名勝庭園
「利休好み」と称された庭園は、現代においても東山随一の庭と呼ばれるほど美しい景観です。奥行きのある広々とした庭園は、四季の花などはもちろんのこと、静かにたたずむ池の存在感に心を奪われます。揺れる水面を見つめていると、そこだけ時間が止まったような感覚と出会います。夏の暑い日差しを避けた、清々しい風の通り道のように感じました。

・障壁画
国宝指定の障壁画は、かの有名な長谷川等伯一派によって描かれたものです。その中でも『桜図』『楓図』の2枚は日本を代表する作品として知られています。空間全体を使った鮮やかな色づかいはとても印象的で、一度見たら忘れられないほどでしょう。

 

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