金閣寺の正式名称は鹿苑寺といい、臨済宗相国寺派の禅寺です。舎利殿の金閣が特に有名であるため、金閣寺という呼び名が一般的になっているのです。金閣を中心とした庭園や建築は、極楽浄土を表していると言われ、さまざまな文化の発展に貢献した場所とされています。

-----見所-----

・舎利殿（金閣）
やはり金閣寺といえば、この舎利殿が象徴といえるでしょう。層ごとに様式が異なるようですが、それらを見事に調和させている造りから、室町時代の代表的建築物との呼び声が高いです。

・参道の紅葉
残暑が続く毎日ですが、取材に訪れた日は少し肌寒い雨模様でした。この季節は一雨ごとに秋の気配が近付いてきます。紅葉もそれに呼応したかのように、ほんの少しですが赤く色付いていました。自然は季節の変わり目を、何よりも敏感に察知しているのだなと思います。