スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

美術館めぐり

2008年04月09日  文責:小泉

私はよく美術館に足を運びます。
その際、展示品だけではなく、建物の構造や配置、照明のあて方など
にも目を向けるようにしています。
 
先日、近江八幡にある、ボーダレス・アートミュージアムNO-MAという
美術館を訪れました。そこは近江商人の古い町屋をギャラリーに改造
したところで、何とも味わい深い雰囲気が出ていました。展示品の見せ
方も独特の趣向をこらし、町屋の構造を上手く生かした、最後まで楽し
める内容でした。
 
そして今回の展覧会は、正規の美術教育を受けていない人たちの作品を
集めたものです。
中には、障害を持った人たちの作品もあり、自由な発想やセンスに驚きの
連続でした。
段ボールに描かれた絵、漢字ばかりで埋め尽くされた画用紙、文字を
使わない日記、粘土のうさぎが集まった器
……などなど。
ここで言葉で紹介するよりも、実際に見ていただきたい斬新なものばかり
です。
 
美術教育を受けていない人だからこそ、枠にとらわれない自由な表現が
できるのだなぁと肌で感じることができました。