スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

筆記体

2010年03月24日  文責:巽

先日、テレビで「筆記体をかけない学生」についての
調査が行われていました。
最近では学習指導要領で必須項目としては扱われていないため、
筆記体を書けない学生が増えてきたそうです。

私の通っていた公立の中学校では、1年生の夏休み前に
筆記体を学習しました。
当時の英語の先生の方針により、2学期からのテストは
全て筆記体で解答しないと採点しないとされたため、
夏休み中に必死で書けるように練習したのを覚えています。

アメリカの高校に通った時の話です。
ノートは筆記体でとっていました。
ある日、授業を休んでいたアメリカ人のクラスメートに
「この前のノートを見せて」と言われたので、貸しました。

すると、彼は僕のノートを開いてすぐに
「筆記体読むの面倒だから、別の人に見せてもらうよ」と言ったのです。
既に、筆記体でノートを取ることが当たり前と考えていた私にとって
この言葉は非常に衝撃的なものでした。

近頃は、アメリカではコンピュータを使って授業を受けることが普通になり
あまりノートを取らなくなったために、筆記体を書ける学生が
以前よりもさらに減ってしまったそうです。

だんだん筆記体の出番は少なくなってきてしまい、
一生懸命練習して覚えた私としては少し残念な気もします。

ですが、これからも私は筆記体を使っていこうと思います。