スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

食べ方の流儀

2010年08月27日  文責:塩原

テレビで「食べ方の流儀」を解説する番組を観ていると、ご飯(炊いたお米)
の食べ方について、「ご飯は、フォークの腹にのせて口まで運ぶ。背にはの
せない」という説明がありました。

私が父に教わったのは、フォークの背にのせる食べ方でした。
その動作をやってみせる父の姿は、私の目には非日常的に、新鮮に映りました。
やってみると、なかなか難しく、ついつい私はフォークの腹にのせて食べてし
まいます。最後まで背にのせる方法をやり通す父をちょっと尊敬する思いでした。

それが、間違いだった・・・?
では、フォークの背にのせる食べ方を父は誰から教わったのでしょうか。
父自身が考案した?なんてことは考えにくいです。

早速インターネットで調べてみると、フォークの背にのせる方法はイギリス式
で、腹にのせる方法はフランス式であることがわかりました。
イギリスは、フォークを右に持ち変えることがタブーであり、フランスは、フ
ォークの腹を使うことが伝統で、背をつかうことがタブーになるようだという
ことがわかりました。

一生懸命教えてくれた父のマナーが間違いでなかったことに、少し安堵すると
ともに、一つの動作に対する解釈の仕方もいろいろあるんだなと感じました。