スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

自転車復活(3)

2010年10月22日  文責:塩原

※「自転車復活(2)」からの続き
「もう閉店ですか?」
「いえいえ大丈夫ですよ。どうしました?タイヤが破れましたか?前輪のタイヤが
これだけ減ってるんだから・・・」

え?説明する前にわかるなんて、この方はもしかしてただ者ではないかも。
「後輪のタイヤ交換をお願いします。前輪ももう替えた方がよいでしょうか。」
「そうですね。前輪も今替えておけば、まだチューブが破れず使えますからね。」
「おいくらくらいかかりますか?一万円しかもっていないのですが。」
「それだけあれば足りますよ」
最初に出てきた店員さんの息子さんらしき方も出てきて、2人がかりで手際よく
作業を進めて下さいます。

前輪と後輪のチューブの状態を丁寧に調べ、まだ使えるか、前後のチューブを比べて
丈夫なほうを後輪に回そう、など店員さん同士話し合いながら、本当に熱心に取り組
んで下さいました。素人目ながら、丁寧なお仕事ぶりは十分伝わりました。

私の自転車をこんなに一生懸命お世話してくださることに驚き、先ほどまで買い換え
を検討していた自分がなんだか小さく思えて、自転車とこの自転車屋さんに申し訳
なく感じ始めました。
((4)へ続く)