スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

恩師訪問

2013年10月15日  文責:川口

大学時代の恩師の公開講座があるということで,
週末は大学へ行ってきました。
誘ってくれた友人らと訪ねた母校は,
久しぶりすぎて懐かしさを通り越し,真新しさに満ち溢れていました。

さて,講演のテーマは,「初音ミク」。
自分はあまり知らなかったので,ここで簡単にご紹介を。
詩とメロディーを入力すると,合成音声で歌ってくれるというパソコンのソフトがあり,
そのパソコン上の歌手である仮想の女の子が「初音ミク」です。
パッケージに描かれた,1枚のイメージ画だけだったそのキャラクターが,
今では,無数の人の手によってありとあらゆる改変を重ねていること。
そのソフトで創作された数多くの楽曲と共に,
今この瞬間にも新たなイラストや動画,曲が公開され
世界規模で広がりを見せていること。
さらに小・中学生の間では,絶大な人気を誇るアイドルになっていて
卒業式では,初音ミクの曲を全員で歌ってしまうという,
接点のない自分からすると,凄い…としか言い様のない
特異な社会現象を生み出しています。

講義は,今に至るまでのコンピュータの歴史を踏まえ,
その急速な変化の象徴ともいえる「初音ミク」の存在から
今という時代を分析していく,という流れで進みました。
それまでは,正直,あまり関心がなかったのですが
この「初音ミク」という現象が,
「個人」同士の繋がりで,計画性もなく,営利目的でもなく
ひたすら改変・創作されて増殖していったという点が
とても面白く感じました。

講演後、師の研究室で
最近の学生についていろいろと話を聴けたのですが,
「君らの頃から比べたら,とにかく皆授業にちゃんと出るし驚くよ…」とのこと。
さらに,特筆すべきは「弁当持参率の高さ」だそうで,
自分たちの頃は,昼食は学食で済ませるのが定番でしたが,
(「弁当」なんて発想自体が無かったですが)
しっかり弁当を持参する学生(特に男子!)が,やたらと多いそうで
その感覚もなんだか新鮮でした。

ちなみに,その慣れ親しんだ学食でお昼をいただいたのですが
自家製麺の生パスタ,などというメニューがあり,
当時の薄暗い雰囲気もまるでなし。
卒業後15年もして,初めて「う,美味い…」と口にしていました。