スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

マイ・「ファミリーヒストリー」

2015年02月06日  文責:川口

好きなテレビ番組に
NHKの「ファミリーヒストリー」があります。
毎回,一人の著名人をゲストに,
その一家の歴史を辿っていくドキュメンタリー番組です。
偶然のような,必然のような流れのなかで,
様々な物語が存在するところが好きです。

随分昔にこのブログで,
「自分の先祖を遡って代行調査してくれる会社」があって
父親の古希祝いに家系の調査を依頼した,
ということを書いていました。
(「古希のお祝い_2012/09/03」
https://www.tsumugi.ne.jp/blog_staff/2012/09/

送られてきたその調査結果は,
一番古いところで,父方では自分の曾祖父母,
母方では曾祖父母のさらに上
(高祖父[こうそふ]・高祖母[こうそぼ]というらしいです)
までの過去が明らかになっていました。

興味深かったのは,母方の曾祖父。
没年齢は,101歳。
今やそう珍しいことではなくなってきましたが,
戦後しばらくして,ようやく平均寿命が50歳を越えたことを思うと,
超人的な長寿だったのではと思います。

曾祖父のことは母親から,
「101まで生きた爺さん」として話には聴いていましたが,
公文書で「安政生まれ」と目にすると
なんだか呆然としてしまいます。

ペリーが黒船で現れたころに生まれ,
日本が高度経済成長の萌芽を見せ始めたころに亡くなった曾祖父。
すごい時代を生きてきたのだなぁと思うと同時に,
一度話してみたかったなぁとも思います。

牛や馬しかいなかったのが,
自動車やバス,さらには飛行機なんてものまで見られて
わしは幸せだった―

生前,曾祖父はそんなことを母に語っていたそうです。
雄大なときの流れをぐっと身近に感じると同時に,
いつか,自分の子らにも
家の歴史を語り継いでいきたいと思います。


(NHK「ファミリーヒストリー」)
https://www4.nhk.or.jp/famihis/