スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

動物園の乗りもの

2015年09月28日  文責:川口

かねてから,「ゾウになりたい」と言っていた息子と
連休中,市の動物園へ行ってきました。
(彼はゾウの他にも,
将来,「忍者」か「傘屋」になりたいのだそうです。(笑))

それはともかく,久々の動物園は,
自分が子どもの頃よりもはるかに美しく改装され,
様々な種類の動物たちが
イキイキと,ではなく,残暑見舞い申し上げたくなるような
ぐったりした様子で寝っ転がっておりました。

そんな,大方の動物たちがグロッキーななか,
お目当てのゾウは,燦々と降り注ぐ太陽をものともせず,
ダイナミックに砂を全身にふりかけたり
プールでウォーキングに興じたり,
その一挙手一投足に,息子も満足した様子でした。

既に祖父母らと何度か動物園に来ている息子には
別のお目当てがあるそうで,
乞われるままについていくと,
そこは色褪せた観覧車や小さな機関車が動く
古びた乗りものコーナーでした。

改装が進む動物園にあって
その一角だけは,まるで「昭和」。
ノスタルジックなその空間に一歩足を踏み入れると,
自分も少しワクワクするのを感じました。
子どもの頃,動物園やデパートに連れて行ってもらうと,
楽しみは,まさにこうした乗りものだったことを思い出しました。

キャラクターが大きく描かれたクルマを
真剣に運転する子どもの横に座って,
ぐるぐる旋回する景色を眺めているのが
なんだか少し不思議でした。