スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

手作り黒豆きな粉

2017年09月20日  文責:平野

あれだけ暑かったのが嘘のように、朝夕はめっきり涼しくなり、秋らしくなりました。

「あー、もう夏も終わりだなぁ。」と思った途端、この夏かき氷を食べていないことに気が付き、さぁ大変!

京都でかき氷と言えば、たいてい期間は9月末まで。大慌てで雑誌のかき氷特集を読み直し、その中でも今回は錦市場の中にある、「黒豆茶庵北尾」さんへ行ってきました。

こちらは一階が黒豆の量り売りや、黒豆のお菓子などを売っていて、二階がお食事処となっています。靴を脱いで、二階に上がってびっくり!各テーブルの上には大きめの石臼が鎮座しておりました。実はこちらでは、お店自慢の黒豆をこの石臼で挽いて、自分できな粉を作ることができるのです。

せっかくなので、ぜひ体験したい!と思ったのですが、この体験が出来るのは、みたらし団子かわらび餅を注文しなければいけないとのこと。う〜ん、ならば両方いただきましょう!ということで、今回は黒蜜かき氷と、お団子の二本立てで注文してみました。

まずは温かい黒豆茶を出して頂き、その芳ばしい香りにほっこり。次にお盆に乗った黒豆と茶こしと刷毛が運ばれてきて、店員さんが丁寧に黒豆の挽き方を説明してくださいました。まず石臼の上に開いている穴に、黒豆を3〜4粒ずつ入れ、取っ手を握って反時計回りに臼を回します。すると、臼の隙間から出来立ての黒豆きな粉が出てきて、周りの溝に溜まっていきます。それを刷毛で集め、茶こしでふるって殻を取り除いたら出来上がり!

楽しくてついつい全ての黒豆を挽いてしまったら、思いのほか大量のきな粉が出来てしまい、お団子だけではなくかき氷にもかけて、美味しく頂きました。
(写真はこちら:https://www.tsumugi.ne.jp/photo/yomoyama/170920.html