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お役立ち情報【2008/02/26】

2008年02月26日

(1)医学部は、医師不足や激務が伝えられても、受験生の間で不動の人気を
保っている。そのため、かつての「名門」以外までも狭き門になっているようだ。
また、学力別クラス編成や予備校のビデオ教材の購入など“国家試験予備
校化”も進み「良い医師の育成につながるのか」との懸念も出ている。 
 
(2)韓国で、国公立の小中高校の英語授業は全て英語で話すという、英語
教育の強化策が打ち出された。「塾代の負担が減る」という声の一方、
「ブームをあおるだけ」と冷ややかな見方も出ており、賛否両論が広がって
いる。留学する子が増えている“教育熱”に呼応するように、会話重視の
カリキュラムが改革の柱となっているようだ。
  
(3)ベネッセコーポレーションは、小学生の学習用ソフトを発売する。「くう
トレ」は、空間の感覚を身に付けて算数の基礎力向上を狙うソフト。「なぞ
トレ」は理科や社会に関するクイズ形式のソフト。通信教育「進研ゼミ」で
培った教育ノウハウを生かして開発された。 
 
(4)東京都足立区は、中学校の図書館を放課後も開放する事業を始める。
塾に通っていない生徒、クラブ活動をしていない生徒が、図書館で予習・
復習などの勉強をするほか、読書をして過ごせるようにする。放課後を
有意義に過ごすことで、学習能力向上を目指す。
  
(5)学習到達度調査結果で、理科離れが進んでいることが判明した。これ
によって、経済界において、次世代の研究者・技術者が育たず、ものづくり
やイノベーションの基盤が危うくなる。最近は科学の実験講座や体験
教室を開催するなど、理科離れ阻止を狙った取り組みが増えているようだ。
 
(6)電子辞書の販売台数の売り上げが上昇傾向である。その一方で、紙の
辞書の販売冊数は最近落ち込んでいる。ただ、電子辞書はすばやく引けて
効率がいいが、記憶に残るのは紙の辞書であるなど、それぞれの長所
短所を考えた上で、どちらを使用するか選ぶ必要がありそうだ。 
 
(7)学習塾各社では新規生徒の募集が本格化し始めている。受験ブームは
続いており各社に追い風だが、国内の景況感は悪化。個人消費の低迷が
塾業界に与える影響も懸念される。生徒数は今後の業績を左右し株価動向
にも結び付くため、市場関係者の注目度は高い。