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ステップ式英語(中1〜3)




上記テキストの開発を中心になって行った、小社代表 鳥居 実 は、 小学6年生3〜4名のモニターに対し、
英語の授業を行っています。 以下は、その指導記録や生徒の授業風景です。

1回目(2008年8月19日 10:00〜12:00)

<序章>アルファベットと英単語(P4〜P11)
初めにアルファベットの大文字、小文字の読み方を指導する。
次にアルファベットの書き方をテキストに沿って指導した。

2回目(8月21日 10:00〜12:00)

初めにアルファベットの読み方、書き方の復習をした。
生徒達は家でよく練習していたので、それらのほとんどについてマスターしていた。

次にP12からの「英単語の読み方・書き方」について順を追って指導した。P19までスムーズに進んだ。

時間が少し余ったので、P20,P21の「名刺」と「動詞」の違いや、「主語」と「動詞」の位置について授業した。
「空に/光る/星が」などのミスが多かった。
この部分はゲーム感覚でやれるので生徒達は面白そうにやっていた。

3回目(8月27日 10:00〜12:00)

<第一章>be動詞の文
よく間違うのが、文字と文字の隙間を詰めすぎていたり、ピリオドを 忘れること。
何回も注意すると自然に出来るようになる。
またYou are 〜.の文において、Yを小文字で書く生徒も多い。
P25のマンガの吹き出しをマークさせるとよい。P27まで終了。

4回目(10月27日 16:30〜18:30)

生徒と私の間で指導日の調整がつかず4回目の指導は2ヶ月ぶりとなった。
指導の始めは、今までの復習をして、次にP28からP33まで指導をした。
P30のまとめは、前のページに戻りながら適語を埋めるように指導した。

P31,32は1ページ終えるごとに私のところまで持ってこさせ、ミスしたところは再提出させた。
やはりP32については、ピリオドの付け忘れなどが多かった。
逆に言えば、P32のように完全な英文を書かせないと生徒の力はつかない。

次にP33について、各自口答でスラスラ言えるよう練習させた。
そして、自信のあるものから私のところまで来させ、タイムを計りながらチェックした。
早い生徒で1分20秒で全文を口答で答えられた。

全員が、英文や日本文を見た瞬間にそれを日本文に訳したり、英文に言いかえたり出来るようになった。
この方法は生徒の実力を付けるのに有効であると確信できた。


5回目(11月10日 16:30〜18:30)

まず始めに、P33の口答チェックを再び行った。


かなり駆け足の授業でここまで来ているので、生徒の英語の発音指導に
ついてはあまり手が回っていない。
また、疑問文では語尾を上げるなどの指導も徹底できていない。
それらの指導については、今後徐々に行っていくが、文法指導重視のため、
あまり発音に力を入れることはしない方針である。

P33チェックの後、This is 〜.などの指導に入った。
まず3名をまとめて、音読の指導や文の解説をした。次に各自なぞり書きを
させた。
そして、各自の自習にまかせ2ページを完了させるごとに私のところに
持ってこさせ、ミスの部分をチェックし、ミス直しとマル付けをした。
このような方式でP42まで完了した。宿題はP43〜44をしてくることと、
P45の口答練習をしてくることとした。

6回目(12月1日 16:30〜18:30/途中10分休憩)

今日はP43〜45(This is〜. What is〜?のまとめ)とP46〜53(He is〜.Who is〜?)について指導しました。
まず宿題にしておいたP43〜44の練習問題のチェックをしました。
生徒にとって1番ミスしやすい点は、冠詞(a,an)やmyのつけ方でした。
a my teacher とか my a teacher のミスが目立ちました。

またIs this a desk? の答えとして、Yes, I am. などもありました。
1つ1つの単語の意味をしっかりとらえることと、aとmyの共用はないことなどを強調しました。

P45のハイスピード演習は3名の生徒すべてが1回で3分を切ることができました。
1番速かった生徒で2分24秒でした。
皆が確実に力をつけていると感じました。

He is〜. Who is〜? の指導では、heとsheのとらえ方を説明し、すぐに問題にかからせました。
皆スムーズにこなしていました。

1番難しかったのが、That boy is his friend. を疑問文に書きかえる問題でした(P51)。
ポイントはThat boy / is / his friend. と英文を「かたまり」でとらえることでした。
このコツを指導すると、あとはスムーズにこなしました。

本日は110分で10ページをこなしました。
よって1ページあたり10分程度のペースで自学自習したことになります。
私が教える部分は、基本文の読み方や説明、その下のちょっとした文法説明のみです。
あとは時々、生徒の質問に答えるだけでスムーズに進みました。

このテキストは、自立型個別指導は1対4くらいの個別指導にもピッタリの教材であると確信を得ました。
次回の授業は2月に行いますが、このペースでいくと1回60分の授業10回分でbe動詞全て、
15回分で3単元のsを終了できそうです。

7回目(3月16日 16:30〜18:30/途中10分休憩)

今回の指導は3ヵ月ぶりになります。
まず、4時30分からステップ英語の音声CDの試作版を使ってP1からP59までの音声を指導しました。
指導法は次の通りです。

1.各ページの基本文をネイティブの音声に従って言わせる。
2.下の語句もネイティブの音声に従って言わせる。
3.1人1人以上の1.2.について読ませ、読めるかどうかチェックする。

このトレーニングは45分間で終わりました。

語句にはカタカナがふってあるので、各自それを手がかりに上手に読んでいました。
やはりネイティブの発音を聞かせ、それをまねさせると、発音がとてもきれいになります。
このテキストで指導する際にはぜひこの音声CDを使っていただけたらと思いました。

次にP56について抜きうちテストをしました。指導回数も少なく、また3ヵ月も間があいているので、どれだけできるか心配でしたが、かなり定着しているのでビックリしました。

ミスしたところは、次のような点です。

1.疑問文はbe動詞が先に出ること。
2.Who is 〜?の構文。

次に5時45分よりP60、P61の一般動詞の指導をしました。
まず音声を聞かせスラスラ言えるようにして、「一般動詞」「目的語」などの説明をしました。

次にP60、61を自学自習しました。
ここで大切なことは名詞、動詞などの文法的用語の理解です。
まずそれをしっかり押さえました。

この段階では、英語は動詞が2種類あると言ってもピンとこない子が多いので、ここはサラッとやってしまっても良いと思います。

P60〜63の範囲は45分間で指導できました。
子供たちは集中して、しかも楽しそうに学習していました。

手前みそながら、無理なく力をつけられるいい教材であるとの手応えを得ました。