「ドクター森」の塾経営クリニックNo.21
2008年03月06日
Q)お尋ねします。 今、チラシを作っています。どこまで詳しくお客様にお伝えしたらいいのかということで悩んでいます。
私としては、
こんな事やるよ!だけでなく、
こんな事をこんな風なカリキュラムで、
こんな教え方をするから、
こんな生徒になって、成績が上がる!
といったストーリーを作りたいと思うのですが、それは書きすぎなのでしょうか?
教え方やカリキュラム等などを、詳しくお伝えするというのは、チラシではやりすぎなことなのでしょうか?
もし、そんなに教え方やカリキュラムに詳しくお伝えするほどのものでもないことだったら、書く必要はないのでしょうか?それとも、チラシに詳しく載せたいから、教え方やカリキュラムを「売れる」様な形に作るべきなのでしょうか?
A:久しぶりにチラシに関する質問にお答えします。チラシについて「書き過ぎ」ということはありません。基本的には提供する情報量と反応数は比例します。ただし、文字の大きさに限界(40代以上の保護者は老眼が進んでいます。私も最近細かい文字が…)がありますので、B4裏表のチラシでは全てをお伝えすることは難しい。
そこで、ホームページとの相乗効果を考えます。チラシで興味を持ってもらい、「詳しいことはホームページをご覧下さい」という手法です。
チラシとホームページを通して「あなたの塾」を擬似体験してもらうのです。多くの塾がチラシとホームページが同じ内容になっています。これでは効果が半減してしまいます。来春に向けて、ぜひホームページの見直しをしてください。
チラシ、ホームページは「塾の顔」(器)です。いくら中身は良いと思っても、まず「顔」に興味を持ってもらわなくては中身まで見てもらえません。この「中身に興味を持ってくれた人」を見込み客と呼びます。あなたの塾の見込み客は地域の子供たち全てではなく、あなたの塾に興味をもってくれた人(保護者)です。
例えば、地域に10の塾があったとして、保護者はその全てに問い合わせることはしません。多くても3つです。その保護者は選ばれた3つの塾にとって「見込み客」ですが、残りの7つの塾にとっては見込み客ではありません。見込み客がいなければ、顧客獲得は不可能です。チラシ、ホームページは「見込み客」を獲得するために必要なのです。
さあ、「あなたの塾の顔」を魅力的なものに作り変えてください。塾の改革は器の改革から始まります。