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お役立ち情報【2008/04/15】

2008年04月15日

(1)学校に無理な要求や理不尽な苦情を寄せる保護者に適切に応じ
ようと、大阪市教育委員会は、教職員マニュアルをまとめた。実際に
あった要望と有効な手立てを紹介し、小中学校の全教員に配る。
 
(2)京都大学は米グーグルと提携し、動画共有サービス『ユーチューブ』
向けに講義などの映像コンテンツの配信を始めた。グーグルが日本の
国立大学と提携するのは初めて。将来は全講義の公開を目指している。
 
(3)セコムの創業者が設立した小中学生の私塾『バッカーズ寺子屋』が
初の分校を福岡市に設ける。人格形成のための体験の場を提供する
のがねらいだ。
 
(4)家庭教師・塾講師派遣のセイシングループは、学校向けに講師派遣
を始めた。講師登録者から学校側の条件に合った人物を選び、生徒に
受験指導をする。塾・予備校の事業者が学校教育支援事業に乗り出す
ケースが増えており、一段と競争が激しくなりそうだ。
  
(5)個別指導塾を運営する東京個別指導学院は、積極的に新規出店を
進めることを発表。教室数を二百二十に増やすほか、地域別マーケティ
ングなどを導入する。
 
(6)北海道では、道立高校の学区制変更に伴い、新たな生徒獲得策を
導入する学習塾が相次いでいる。道内学習塾大手の練成会グループの
札幌セミナーとれんせいは、面談の回数を増やすほか、中学校の教員
との情報交換も密にし、進路指導を強化していくようだ。
 
(7)ベネッセコーポレーションは、幼児向け講座「こどもちゃれんじ」の中国
版の会員数が十万二千人に達したと発表した。一人っ子政策の中国では
教育熱が高い。日本で少子化が進むなか、中国の発展に期待をかけて
いく戦略だ。
 
(8)横浜市教育委員会は、教育改革を推進するモデル校『パイオニアスク
ールよこはま(PSY)』として、新たに五学校を指定した。指定校では、小
中高一貫教育や地域連携などに取り組む。既存の制度や運用の枠組み
にとらわれない、横浜市独自の教育モデルを育てる考えだ。
 
(9)大阪市内の公立校で初めての中高一貫校『咲くやこの花中学校・高校』
で、第一期生の入学式があり、中高の新入生が真新しい校舎で学校生活
のスタートを切った。ちなみに、入試の倍率は約一四・八倍と人気を集めた
ようだ。