スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

壱銭洋食

2011年03月30日  文責:小泉

先日『壱銭洋食』というお店に行きました。
このお店は祇園にあり、非常にユニークな造りになっています。
 
まず店先に「壱銭喰太郎」という名の人形が置いてあります。
何故か犬にパンツを噛まれているというシーン…意図は不明
ですが、必ずや目を引くでしょう。
そして店内にもいくつもの人形…それらは何故か和服美人ばかり。
更には食品店なのに、何故か無数の絵馬が飾られています。
店内の異質な雰囲気を味わうだけで、何となく満足感を得られる
のではないでしょうか。
 
しかし店の複雑?な構造とは裏腹に、メニューは至ってシンプル。
・壱銭洋食(お好み焼き)
・アイスクリーン
・飲み物各種(と言ってもビール、ラムネ、ウーロン茶、冷やしあめ
のみ)
以上となっております。
その潔さがかえって清々しい気持ちになります。
そして約30年、祇園で守り続けてきたという壱銭洋食の味は、誰でも
どこか安心させられるものでしょう。
 
話のネタになること間違いなしのお店です。
地元の友人が京都を訪れてくれた際には、是非連れて行ってあげたいな
と思います。

験(げん)を担ぐ

  文責:巽

皆さんは、験を担ぐということをされるでしょうか。

小学校を卒業して、中学生になる時のことです。
親と入学前に必要なものを買いに行きました。

私が通っていた小学校では、シャーペンの使用は禁止されていました。
当然、学校で禁止されているものを親も買ってはくれません。
ですので、シャーペンに対して強い憧れのような感情を抱いていました。

「中学校では絶対シャーペンを使おう。
そして、初めて買うものは、思い出に残るような1本にしたい」

そう考えていた私は、親に「一生大切にするから」と言って
1000円もするシャーペンを買ってもらいました。

それまで鉛筆しか持っていなかった自分にとって、
黒のボディに金色の縁取りが施されたシャーペンはとても魅力的なものでした。
それを持っているだけで、自分が少し大人になったような気になりました。

中学入学後は、テストのときはいつもそのシャーペンを使っていました。
根拠は無いのですが、それを使うと、いい点が取れそうな気がしていたからです。
そうして中学の3年間は、ずっとそのシャーペンを使い続けました。
高校入試の当日も、私の相棒として連れて行きました。

時がたち、高校生、大学生となってからも
テストの時はそのシャーペンを使っていました。
特に理由はありませんが、中学からの験担ぎです。

もちろん、今でも机の中にはそのシャーペンが入っています。
大事な時にはいつも側にいてくれる強い味方です。

バイオリン(3)

2011年03月25日  文責:塩原

((2)からの続き)
「お取り付け作業が完了するまで、どうぞ店内でお待ち下さい。」
「あのー、取り付け作業を見させて頂いてもよいですか?」
企業秘密です!って断られるかなと思いましたが、
「いいですよ。それでは、石けん水をつけますので、用意してきます。
しばらくお待ち下さい。」
と快諾してくださいました。
「これは台所洗剤をうすめたものです。これをゴムの先につけて・・・」
するっと、何の抵抗もなく、ゴムははめ込まれました。
「えっ?こんなに簡単なんですか?」
「この石けん水が無いと、かなり難航します。石けん水の量が多すぎても
駄目なんです。」
この方法を知りたくて、ネット中をさまよっている人々に教えてあげたら
喜ぶだろうなあ・・・。
次回は自分で挑戦してみようと思いつつ、ホッと胸をなで下ろしました。

さて、私の住まいは集合住宅ですので、日々の練習のためには消音器も
必要となります。
厳密に言えば、楽器はもともと音を大きく響かせることを目標に作られた
ものなので、その音を消そうとする装置をつけることは、楽器にとってあ
まり良くないそうです。

最も理想的なのは、貸しスペースで練習するか、サイレントバイオリン
で練習することだそうですが、そのような予算はないので、消音器になり
ます。

消音器には金属製とゴム製があり、金属製は効果が高いけれど、楽器に当
たった時、損傷の恐れがあります。
その点、ゴム製は楽器には安全なのですが、効果が低いのです。

ここまでの知識を予習したうえで、どちらをとるか悩みつつ楽器店に行っ
てみると、最近ゴム製と金属製のどちらの性質も兼ね備えた新製品が出た
とのこと。新製品に即決しました。
((4)へ続く)

春来たる

2011年03月23日  文責:小泉

三寒四温という言葉があるように、なかなか暖かな春にはなってくれ
ません。
しかし、厳しい冬の寒さの中でも、確実に少しずつ春は私たちの傍に
歩み寄ってくれているようです。
 
よろしければご覧になって下さい↓
https://www.tsumugi.ne.jp/photo/0323haru/ume.html

東北関東大震災

2011年03月18日  文責:塩原

連載の途中ではありますが、ここでこの度被災された全ての方々に、
心よりお見舞い申し上げます。
報道で状況を知り、心を痛める毎日です。

震災後、私自身睡眠の間も、何となくその状況が気になってしまう状態
が続いていますが、被災地の方の不安な気持ちとは比べものにはなら
ないと思います。

いつになったら、皆が安心して熟睡出来る日が来るのだろうと考えて
みたのですが、日本に住んでいる限り地震の可能性はあるわけで、
「絶対安全」という状況はあり得ないことに気付きました。

その危険性を理解し、十分準備や対策をした上で、気持ちをおだやかに
保つ努力が必要になってくるのかもしれません。

この状況において、人々が助け合うシーンには、本当に心が温まります。
生活物資も当然必要なのですが、人を思いやり、助け合える心の大切さ
を改めて感じています。

無縁社会

2011年03月14日  文責:巽

この度の東日本巨大地震で被災された方には
心からお見舞い申し上げます。
また、一日も早い復旧復興を心からお祈り申し上げます。

少し前に、NHKの無縁社会という番組を見ました。
その内容は、現在の日本社会を憂う内容でした。

日本は今、大きく変化しました。
昔と比べて、人間関係が希薄になり、
他者とのかかわりを持たない単身者が増加の傾向にあるのです。

それには様々な原因があります。
携帯やネットの普及により、お互いの顔を見ることなくコミュニケーションを
取れるようになったこと、結婚観が昔と大きく変化してきたこと、
少子高齢化社会になってきたことなどです。

そして、現代社会は人と人との繋がりが生まれにくくなってきたと
番組内で評されていました。

確かに、私が子どもの頃と比較してみると、
ご近所同士の付き合いなども大幅に減り、同じ町内に住んでいながら
自分とは全く係わり合いの無い、「無縁」の人々が沢山います。

自分も含めて、日本人は日常生活において、
あまり他人に干渉しなくなってきたのだなと思うことがあります。

しかし、今回の大震災で、被害を受けた方々のために
何かできることはないかと、沢山の人が行動を起こしている様子が
テレビから流れてきています。

震災の被害を受けた方々も、自分自身が大変な状況にも関わらず
昨日までは顔も知らない他人同士だった人々が、助け合いながら
この震災を乗り越えようと頑張っている様子が報道されています。

他人には興味を示さなくなりつつあるといわれてはいましたが、
いざという時に助け合えるのが日本人なんだと感動しました。
まだまだ、日本は「無縁社会」とは言えないのではないでしょうか。

バイオリン(2)

2011年03月11日  文責:塩原

((1)からの続き)
楽器屋さんによると、私のバイオリンは東京にあるメーカーの製品である
ことがわかりました。
最近はもっぱら中国製がほとんどであるけれど、20年前の製品であるこ
とと、持った感じの重量感から、日本製の時代のものかも知れないとのこ
とでした。

バイオリンは両親から買ってもらったもので、詳細については何も知らず
にいたのですが、出生の秘密などが分かるにつれ、愛着もひとしおに感じ
るようになりました。

調弦のために鍵盤の楽器か、調弦用の機械も必要です。
どうせなら、いろいろ楽しめた方が良いと思い、安めの電子ピアノも揃え
ました。

次に、肩当てのゴム部分の摩耗です。
先生によると、ゴムの部分だけ販売しているが、楽器店では高く、
ホームセンターなら安く手に入るとのことです。ホームセンターで
探してみるものの、見つからないので、インターネットで探してみました。
それほど高くない値段ではありましたが、そのゴムを取り付ける作業が
かなり大変という意見が多数、寄せられています。
ものの試しに、楽器店ではいくらなのか聞きに行ってみると、インターネット
より60円高い値段ではありましたが、取り付けまでしていただけるとの
こと。それならと、楽器店でお願いすることにしました。
((3)へ続く)

フォークリフト

2011年03月09日  文責:小泉

最近、休日を利用してフォークリフトの教習に通いました。
小社では倉庫に大量の教材が並んでいます。
それらを移動させるために、倉庫の担当者はフォークリフトを
駆使しています。
その光景を見ているうちに、カッコいい!私も乗れるようになりたい!
という願望を抱くようになったのです。
 
普通車運転免許を所有している者は、4日間の教習で取得が可能
です。
しかし、連日朝8時半から夕方18時までみっちりのスケジュール。
教習所も自宅からは離れており、車で向かうことになりました。
少々タイトなスケジュールに、朝起きた瞬間は諦めの気持ちも
何度となく生まれました。
 
ですが、丁寧に教えてくれる教官と、同グループのおじ様達に
色々と励まされて何とか1日1日を乗り越えることができました。
(※教習生のほとんどが現場では既にフォークリフトを乗りこなし
ながらも無免許の方々!)
教官はその道のベテランで、推定年齢65歳以上。
おじ様達は平均で40歳オーバーの屈強な男達。
そこに私のような存在が紛れ込むのは、かなりの違和感でしょうが、
皆さんとても優しく助言などをしてくれて支えになりました。
どうも私はかなりの年上であり、自分とは別世界でたくましく
生きる人に心奪われる傾向にあるようです。
 
そのお陰もあってか、無事合格することができ、免許を頂戴
しました。
終わってみると、短い間でしたが共に闘った人達と別れるのは
寂しいものだ…と思えました。
また、大人になると人に教えてもらうという場面がどんどん
少なくなってくるので貴重な時間でした。
自分にとって本当に良い経験になったな…という実感を噛み締めて
います。
実際、日常生活で活用できるかはわかりませんが、今後の人生の
武器にしていきたいと思います。

バイオリン(1)

2011年03月04日  文責:塩原

最近やっとバイオリン教室に通い始めることができました。
20年前くらいに2年間ほど習ったところで、練習できない環境になっ
たため、ずっとお休みしていたのです。
2年前、制約はあるものの練習できる環境に身を置くことができたため
、再開を目指して準備を始めることにしました。

久しぶりに楽器の蓋を開けてみると、見るも無惨な姿。弓の毛は切れ、
落ち武者のようです。弦も切れています。松ヤニは表面がつるつるにな
って、松ヤニが弓にのりません。
まずはそれらを修理することにしました。
松ヤニは、家で紙ヤスリにかけてみました。
弓と弦は、楽器屋さんにお願いをします。
弓の毛には目に見えない虫が住んでいて、楽器を空気に触れさせないと
虫が毛を食べてしまい、このように落ち武者のような姿になるそうです。
弦にもいろいろなグレードがあり、きつめ、ゆるめ、凝った作りのもの
もあって、値段の幅の広さに驚きました。
((2)へ続く)

ポコポコ争奪戦

2011年03月02日  文責:小泉

私の両親は酷い頭痛と肩凝り持ちです。
それは少なからず私にも遺伝しているようで、大学に上がった頃から
定期的に頭痛がやって来るようになりました。
 
しかし最近は、遂に肩凝りまでも受け継いでしまいそうな予感がして
います。
寒い日々から急にぐっと暖かくなると、気温変化で肩や背中が強張る
ようになりました。
 
そうなると家族間で争奪戦になるのが『ポコポコ』です。
これはあくまでも我が家の通称であり、正式名称は『中山式快癒器』
といいます。横になった時、凝っているところを快癒器の突起部分に
押し当てほぐすのです。
昔はただ痛いだけ…と思っていましたが、最近はこれがとても気持ち
いい!
「ポコポコ使うから!」「ポコポコ貸してよ!」と
響きだけ聞くと何とも間抜けですが、切実な争奪戦を繰り広げており
ます。
 
ここ数日はまた寒の戻りです。
暖かくなった時、またポコポコ争奪戦が始まるのだろう…と今から
戦闘態勢に入っています。

整理と整頓

2011年03月01日  文責:巽

私は、物を溜め込むクセがあります。
もう読まなくなった本や聞かなくなったCDなどが
部屋に沢山あります。

不要になった物を処分すると、
新しいものを置くスペースもできますし、
部屋の見栄えもよくなるということは十分わかっているのです。
しかし、なかなか踏ん切りがつきません。

それは、物に対して思い出を感じてしまうからかもしれません。

『この本は大好きだった学校の先生に薦められて買った本だから手放せない。』
『このDVDは出演している俳優が好きになったきっかけの映画だから手放せない。』

『このTシャツは高校生になって初めてのバイト代で買ったものだから手放せない。』


そんな感じで、『捨てられないもの』がどんどん溜まってきます。
子どもの頃から「整理整頓をしなさい」と言われ続けているのですが
なかなかうまく整理整頓ができません。

そんなある日、会社の朝礼にて、「整理」と「整頓」の違いを
勉強する機会がありました。

「整理」とは、『物を減らす』こと
「整頓」とは、『物を使いやすいように配置する』こと
「整理整頓」ができない人は、この「整理」と「整頓」の区別がついていないから
だそうです。

これを聞いたとき、自分は「そうだったのか」と目から鱗の落ちる思いでした。

整理整頓をしようにも、
物が多すぎたら、できるわけが無いのです。

そこで、早速週末に「整理」を実行しました。

本当に大事なものだけを残して、「あってもなくてもいい物」は
思い切って処分したり、古本屋などに持って行きました。
かなり部屋もスッキリし、気持ちも軽くなったような気がします。

今後は、「整頓」を徹底していきます。