スタッフブログ!つむぎ内・外よもやま話

厭な小説

2010年06月30日  文責:小泉

最近『厭な小説』(京極夏彦著)という本を読んでいます。
その名の通り、本当に心の底から厭だなぁと思う話ばかりを
集約した短編集です。
装丁は凝った作りになっており、何かに濡れたような染みが
あったり、各扉ページにも虫が本に挟まってつぶれたような
絵がわざと描かれています。
 
内容も、話の通じない彼女、介護地獄に嵌った女、理不尽な
職場環境、幸せに取り憑かれた不幸な男…
などなど、聞いただけで不快になるテーマばかり。
もちろんどの話にもハッピーエンドはありません。
不完全燃焼というか、厭な読後感を引きずります。
 
不思議なもので、それでも読み進めてしまうのは、どういった人間の
心理状況が働いているのでしょうか?
怖いモノ見たさでしょうか。
こんな厭な状況に比べたら、自分の現状はまだマシだと感じられるから
でしょうか。
自分の中の負の感情を試されているような気がしてなりません。
ある意味、梅雨の蒸し暑い時期にはぴったりな一冊です。
気持ちに余裕のある方は、是非一度お読みになってみて下さい。

扇風機

2010年06月29日  文責:巽

最近は蒸し暑くなり、気温も30度を超える日が
続くようになりました。

我が家では、現在扇風機が大活躍しております。
クーラーも時々使うのですが、冷えすぎてしまうので
普段は扇風機を愛用しています。

今使っている扇風機は、私が生まれる以前から
家にあったもので、かれこれ40年近く使っています。
部品もほとんどが金属でできていて、
最近のプラスチック製のものとは違い、かなり重さがあります。
持ち運びにも大変不便で、使い勝手は正直あまりよくありません。

ですが、生まれてからずっとこの扇風機が家にあり、
子どもの頃の自分の姿と共に、この扇風機が写っている写真を見る度に
変な愛着が湧いてくるのです。

最近では羽根のない扇風機などというのも登場し
これからもさらに軽量かつ使いやすいものが出てくるとは思いますが
それでも私はこの愛着のある使いにくい扇風機を
壊れるまで使いたいと思います。

ワールドカップ

2010年06月23日  文責:小泉

今は日本中がワールドカップで盛り上がっていますね。
私は正ににわかサッカーファンなので、とりあえず日本戦だけは
観ているといった感じです。
思い返せば8年前のワールドカップは、日本と韓国が開催国だったので、
割と真剣に観ていた気がします。
しかし、あの頃の選手はもうほとんどおらず…新しい顔ぶれを
覚えるのに悪戦苦闘しています。
 
そんな中、初戦のカメルーン戦では見事勝利をおさめましたね!
私は出張先のホテルで観ていたのですが、1人でもさすがに興奮しました。
が、それ以上の衝撃の事実がありました。
長友選手というDFがいます。
素人の私でもわかるくらい、すごい運動量で鉄壁の守りを見せて
いました。髭をたくわえ、筋肉質。長年プレーをしてきた選手が醸し出す
貫禄のようなものを感じます。
 
しかししかし……
長友選手は私より年下だったのです!!
 
見た目も含め(失礼ですが)、正直アラサーだと思っていました。
人は見た目では判断できない…と改めて痛感しました。
 
サッカーの話題とは離れてしまいましたが、明日は運命のデンマーク戦!
年下の長友選手に注目しながら、私も応援していきたいと思います。

心配り

2010年06月22日  文責:巽

先日、入院中の母のために、病院内で履くための
底の平たい靴を買いに行きました。

サイズはすでに聞いていたので、すぐに見つかるだろうと
思っていたのですが、いざ靴屋さんに行ってみると
種類が豊富で、どこに何があるやらさっぱりわかりませんでした。

いつもは男性用のコーナーしか見ないので、全く気づかなかったのですが
女性用の靴というのは、デザインが豊富であることに驚きました。
よく見れば、男性用のフロアよりも女性用のフロアのほうが
圧倒的に広いのです。

私はすっかり焦ってしまい、
何を買っていいのか全然見当がつきませんでした。

仕方が無いので、女性の従業員さんに声をかけると
私が探していたような靴があるコーナーへと連れて行ってくれました。
その時に、私が「病院にいる母からの頼まれ物なのですが」と伝えると
彼女は「でしたら、一緒にお母様にぴったりの商品をお探しします」と言ってくれました。

そして、彼女は私の母の年齢や好きな色を尋ねてきて、
一緒に真剣に探してくれたのでした。

そして、ちょうど母の好みに合いそうなものを見つけたので
お会計をすることにしました。

その時、「はやく元気になると良いですね。退院されたら
一緒にお店に来てくださいね。」と言われました。

この店員さんは、お店でお金を払う人だけお客として見ているのではなく
その背景に存在する、靴を必要としている人にまで意識が向いているのだなと
思うと、店員さんというのも奥の深い仕事なのだなと思えるようになりました。

Made in China

  文責:巽

先日、好きなブランドのTシャツを買いました。

そこのブランドのTシャツを年に1枚〜2枚程買います。
値段がそこそこするので、買ったTシャツは大切にし、
5年も6年も着続けています。

洗濯のときは、常に手洗いで陰干しをしています。
親からは、「Tシャツ1枚にわざわざそこまでして…」と失笑されています。

そこのブランドのTシャツはイタリア製だったのですが
今回から中国製に表記が変わっていました。
縫製する工場をイタリアから
経費のかからない中国に移動させたそうです。

店員さんからその話を聞いたとき、改めて
現在の中国の持つ力の大きさを実感しました。

現在のアパレル業界では、中国の工場に生産をお願いする企業が
世界的に増えています。
日本も例外ではありません。
国内の工場を閉鎖し、中国でのみ生産する企業も存在します。

最近の中国の発展ぶりはすさまじく、私たちもその恩恵を受けています。
特に、日用品などの生活必需品が安価で手に入るようになり
一消費者としては嬉しい限りです。

しかし、その裏側では国内の産業が衰退し、
景気にも影響を与えている事を考えると
手放しでは喜べないなと思うのでした。

ゲゲゲの・・・

2010年06月18日  文責:塩原

私の毎日の楽しみは、NHKの連続ドラマ「ゲゲゲの女房」を観る
ことです。
「ゲゲゲの鬼太郎」は、小さい頃テレビでたまに観ていました。
鮮明には覚えてはいませんが、まだ原画に近いアニメだったと
記憶しています。
その後、アニメの画風が変わってからは、あまり見なくなりました。
基本的に、幽霊の話が大の苦手だった私が、なぜ「ゲゲゲの鬼太郎」
を観ていたのかは、よくわかりません。

今、ドラマで「ゲゲゲの鬼太郎」に作者が込めた思いなどを知ると、
再び観てみたくなりました。機会があれば漫画本も読んでみたいと
思います。

梅雨到来

2010年06月16日  文責:小泉

いよいよ雨の多い季節に入り、じめじめと蒸し暑い気候が続くよう
になりました。
私はこの時期が一番苦手で、湿度の高さに体調を崩しやすくなって
しまいます。
 
しかし、この季節になると、もう1つ私を悩ませる問題があります。
それは爬虫類、両生類の生き物の出現です。
私(と言うより私の家族全員)はこれらの類の生き物がどうにも
好きになれません。
特に、家の窓にはり付くヤモリ…!
発見した瞬間、声を上げずにはいられません。冷静でいることなんか
できません。家族総出でむやみやたらに騒ぎまくっています。
 
知人、友人に話すと、
「ヤモリは家を守ってくれるから、いると縁起が良いんだよ」
と言われました。
しかし私は、
「家は家族で守っていくから結構!」
と必死で首を横に振ります。
 
どんな言い伝えがあろうと、どんなに凶暴な生き物ではないとわかって
いても、お互いに姿を見せないようにして生きていく。
これが我が家で打ち出した共存方法でした。
ヤモリに伝わってくれると良いのですが…。

給食(2)

2010年06月11日  文責:塩原

保育園から中学校までお世話になった給食で、お気に入りの
メニューと言えばカレーライス(たまにソフト麺)とチーズデザート
(あっさりかつしっとりしたレアチーズケーキで下にはビスケット
生地がしかれ、レースのついた白いケースに入ったお菓子)です。

カレーライスのあの味を再現したくて、作り方を調べてはいます
が、まだ実行できていません。

チーズデザートも、ぜひまた食べてみたいと思い、インターネットで
探してはみたのですが、市販されている手がかりが見つかりません。

その反面、不評であったメニューの中で特に印象深いのは、海草サラダ
です。当時の私も食べられませんでしたが、他の生徒も同じ反応で、
そのほとんどが給食センターに返却されたのではないでしょうか。
その後、二度とお目見えすることはありませんでした。
今は海藻サラダをおいしいと感じます。なぜ当時まずいと感じたのか、
とても不思議です。

給食(1)

2010年06月04日  文責:塩原

私は給食が大好きでした。

保育園で思い出深いのは、暖かいカルピスと、あんピロシキです。
保育園児の私はピロシキが何のことかわからないままでしたが、
当時としては先進的なメニューだったと思います。
それから、ストーブで焼いてもらった食パンが、とてもおいしく
感じました。

小学生になると、丸いパンとハンバーグでハンバーガーを作ったり、
ちらし寿司とのりで手巻き寿司をしたりと、子どもたちが楽しみながら
食べられる工夫がみられるようになりました。

中学生の時、友達と給食の献立表を見て、それぞれが目玉と思う
メニューにマーカーを引いて公開しあったり、当日の給食のメニュー
について話し合ったりすることを楽しんでいました。
ちょうど、最近の、グルメ雑誌をみる感覚に似ていると思います。