社長ブログ、笑いと涙の奮闘記

恐るべき植物の知恵

2022年09月22日

また,もう一つの理由としては,日本の植物も耐性を身につけてきたということもあげられます。

自然界はこのようにバランスによって成り立っています。そのバランスが崩れると,誰も生きていくことができなくなってしまいます。なお,この文章は以前にもご紹介した『雑草という戦略』稲垣栄洋著〈日本実業出版社〉をもとにして書いています。この本を読んで,植物界での出来事は,人間界にも通じるのかもしれないと感じました。

恐るべき植物の知恵

2022年09月21日

一面の草原がセイタカアワダチソウだらけになってしまうと,セイタカアワダチソウが出す有毒物質は,自らの発芽や成長をも蝕んでしまいます。ついにはセイタカアワダチソウは自家中毒を起こし,衰退していきました。最近では一時ほどのセイタカアワダチソウの大繁殖が見られないのは,以上のような原因が考えられます。

恐るべき植物の知恵

2022年09月20日

セイタカアワダチソウは外来種であるため,日本の植物にとっては,セイタカアワダチソウがつくり出すアレロパシー物質は未知のものであり,それに対する防衛力はゼロでした。このため,日本の植物は簡単にやられてしまったのです。しかし,それで終わりではありません。セイタカアワダチソウにとっては,これが「終わりの始まり」だったのです。

恐るべき植物の知恵

2022年09月16日

いったいなぜセイタカアワダチソウはこのように急速に日本中に蔓延していったのでしょうか。植物の世界の競争には,ルールもなければ道徳もなく,「何でもあり」です。セイタカアワダチソウの蔓延の秘密は,日本の植物が持っていない「化学兵器」を使用したからです。それは植物がつくり出す化学物質のことで,このような戦略をとることを「アレロパシー」と言います。セイタカアワダチソウはアレロパシーを利用して,周りの植物の発芽や成長を阻害したり,果ては他の雑草を枯らしてしまったりしました。

恐るべき植物の知恵

2022年09月15日

皆さんは空き地などに生えている背の高いこのような植物をご存知のことと思います。
写真はこちら

そうです。この植物の名前はセイタカアワダチソウです。セイタカアワダチソウの原産地は北アメリカで,その原産地に生えているセイタカアワダチソウの姿は,野に咲く小さな花です。

その可憐とも言えるセイタカアワダチソウは,日本にやって来た途端,日本の植物を次々に駆逐して,日本中に蔓延していきました。

新しいリーダー像

2022年09月14日

そのときの体験は,今でも私の宝物になっており,今までの人生に役立ってきました。これまで40年以上会社経営をしてきて感じることは,生き残るためには,以上9つの要素はある程度身につけておく必要があるのではないかということです。以上の内容は『世界は悪ガキを求めている』妹尾輝男著〈東洋経済新報社〉に基づくものです。これを読んで,「これは,これからの若い起業家の人々などにぜひおすすめしたい本である」と感じました。

新しいリーダー像

2022年09月13日

(1)安定を望まず,変化を選ぶ
(2)慎重にならず,スピードに乗る
(3)安全を追わず,リスクをとる
(4)大人にならず,情熱に生きる
(5)人に任せず,自分でつかみ取る
(6)権威におもねらず,フラットに生きる
(7)閉じこもらず,世界を見据える
(8)流されず,哲学を持つ
(9)憎まれず,かわいげを持つ

これに沿って,自分自身を振り返ってみると,共通するところがあることがわかり,少し嬉しくなりました。私は1971年,大学の1年生が終わった後,アルバイトをして貯めたお金をもとに,ヨーロッパや中近東へ貧乏旅行をしました。これは「何としてでも大学生のうちに世界を見てみたい」という強い情熱に基づくものでした。

新しいリーダー像

2022年09月12日

今,世界は先の見通せない激変の時代に入ったようです。従来,理想の経営者像とされたのは頭脳明晰で勤勉,並外れた才能と高い人格を持つ人物でした。しかし,これからは,次のような条件を持った人物が頭角を現すようです。

ルポ 誰が国語力を殺すのか

2022年09月09日

氏は前掲した本の中で,最近の学校の様子,ネットいじめ,不登校,ゲーム世界,非行少年などの問題を詳しく分析し,解説しています。国語力とは物事を知覚し,論理的に思考し,的確に表現できる力です。今の子どもたちには,語彙力が不足して国語力が極端に弱いグループが存在し,「国語力のカースト」のようなものができあがっているのかもしれません。そして,そのようなものが根底となって,非行,不登校,いじめなどの問題が生み出されているのかもしれません。

以上のようなことに関心のある方は,ぜひ前掲の本をご一読されたらいかがでしょうか。


ルポ 誰が国語力を殺すのか

2022年09月08日

原因は,子どもが「勉強もしたしね」の語尾の「しね」だけ聞き取り,「死ね」と言われたと勘違いしたからです。これは極端な例かもしれませんが,最近の子どもの中には,文章を一つのまとまりとして捉えられず,部分的な単語しか読み取れない子も増えているようです。その原因の一つにゲームやショートメールの影響もあるかもしれません。それらの中で使われる言葉は短文ばかりで構成されています。そのため最近の子どもたちは,情緒溢れる文章に触れる機会が少ないことでしょう。例えば,語彙数の少ない子どもが今まで体験したこともないような美しい夕日や,セミの鳴く情景を見たとします。その場合にその子どもが発する言葉は「うわっ,ヤバ。エグ」ぐらいかもしれません。一方,たくさんの本を読み,日常的に親との豊かな会話を積んでいる,語彙数の多い子どもなら,その情景を次のように表現するかもしれません。

「山影に沈んでいく夕日を,セミたちも名残惜しそうに見つめているね。彼らはあと何度この夕景色を見られることだろう。」

ルポ 誰が国語力を殺すのか

2022年09月07日

男子D「あのゲーム,すごく展開が早くて,やっていてのめり込んじゃったね」
男子E「うん。僕は映像がすごくかっこいいと思った」
男子F「E君,夢中になって興奮して台を叩いていなかった?」
男子D「店員さん見てたよね」
男子E「お店の人や,周りの人に悪いことしたなぁ」
男子F「これから気をつけた方がいいよね」

このような会話なら,感情や事象を的確な言葉に置き換え,物事を正確に把握しているので,無意味な誤解から衝突が生まれるようなことにはならないでしょう。また氏は取材を通じてこんなケースにも遭遇したとのことです。ある子どもが母親にこう言われました。

「ゲームばかりしていると,お父さんに怒られるよ。まぁ,今日はいいか。勉強もしたしね。」

その言葉を母親が発した直後,子どもは激怒して,母親に激しい暴力をふるったそうです。

皆さんは,この会話文を読んで,なぜそんな事態になったのか,想像がつきますか。

ルポ 誰が国語力を殺すのか

2022年09月06日

この会話を知ると,最近の子どもたちの語彙数が極端に減っているのではないかと危惧されます。そして,安易に「ウザ」とか「死ね」とか,相手を傷つける言葉が使われるため,人間関係において誤解が生まれ,トラブルに発展するケースも多いのではないかと懸念されます。最近,このような言葉使いをする子どもが増えているのでしょうか。もし,この子どもたちが相手を思いやる気持ちや,豊かな語彙数をもっているグループなら,まったく同じ会話をしたとしても,次のような言葉で語ることでしょう。

ルポ 誰が国語力を殺すのか

2022年09月05日

先日『ごんぎつね』の話を書きましたが,今回はそれに関連しての文章です。なお,この文章は『ルポ 誰が国語力を殺すのか』石井光太著〈文芸春秋〉の本に基づいて書いています。氏は,国内外の貧困,災害,事件などをテーマに,取材・執筆活動を行っています。氏によると,ごく普通の公立中学校の教室では,次のような会話は日常的に行われているとのことです。

男子A「あのゲーム,くそヤバかったっしょ」
男子B「ああ,エグかった」
男子C「ってか,おまえ台パン(ゲーム機の台を興奮して叩くこと)しすぎ」
男子A「あれ,まじヤバかったよね。店員ガン見だから」
男子B「くそウザ」
男子C「つーか,おまえがウザ」
男子B「は,死ねよ」
男子C「おまえが死ね」

ごんぎつね

2022年09月02日

決して子どもたちは悪ふざけをして,でたらめなことを述べているのではありません。まじめにそう思って発言しているのです。だからこそ私は底知れぬ不気味さを感じました。こうした子どもたちに欠けているのは,「読解力のなさ」だと片付けるのは簡単ですが,私はもっと奥深い問題が横たわっているように思います。それは読解力以前の基礎的な能力です。登場人物の気持ちを想像する力とか,別のことを結びつけて考える力とか,物語の背景を思い描く力などです。このようなことについて,皆さんはどうお考えになるでしょうか。

ごんぎつね

2022年09月01日

その授業は,この「何か」とは具体的にどんな料理のことなのかをグループに分かれて話し合うというものでした。そして,それぞれのグループのまとめた意見の主なものは次の通りで,私はそれに大きなショックを受けました。
・「この話の場面は,死んだお母さんをお鍋に入れて,消毒しているところだと思います。」
・「昔はお墓がなかったので,死んだ人を燃やす代わりにお湯で煮て骨にしていたんだと思います。」
このような意見について,皆さんはどのように受け止められるでしょうか。